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周期中にホルモンはどのように影響するの?

生殖年齢の女性は約月に一度、月経周期を経験します。このサイクルは、私たちの身体を支え生殖能力を保つ他のすべてのシステムと繋がっています。月経周期は、環境面・感情面、そのほか日常の変化にも敏感に反応します。

可視化されたホルモンの影響:月経周期中の体内の変化

月経周期を通じて、身体にはさまざまな変化が起きます。これらの変化をもたらす主なホルモンは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンです。テストステロンも、一般的には男性ホルモンとされていますが、すべての人が多少は産生し影響します。予期しない月経不順が何らかの異常サインである場合もありますが、必ずしもすべての方が安定した周期を持っているわけではありません。

ホルモンとエネルギーレベル

月経周期は大きく分けて卵胞期排卵期黄体期の3つの段階があります。エストロゲンプロゲステロンの高低が、周期を通した変化の感じ方を左右します。たしかに、あなたが感じるエネルギーの減退や増加には法則がないように思えるかもしれませんが、これらの波は体内で踊るホルモンの一部としてごく自然なことです。


体によって反応の仕方は違いますので、この説明は一般的な一例です。あなたの体験が異なっていても、それが問題というわけではありません。

卵胞期は月経初日から排卵までの期間で、「月経期間」と「排卵に向けた日々」に分けられます:

  • 月経初日が周期の始まりです。この時期はエストロゲンもプロゲステロンも低く、エネルギーレベルも低下します。無理をせず、休息や一人の時間を優先するのが良いでしょう。
  • 卵胞期の後半は月経終了後に始まります。ホルモンの信号によって体は排卵の準備に入ります。ここでエストロゲンが上昇し、続いてテストステロンも増えるため、より元気で社交的な気分になることが多いです。エネルギーが高まる2週目は、難しいタスクや運動、交友に積極的になれる時期。また性欲やオーガズムの強さも増す可能性があります。

排卵期は、次に訪れる最も短い段階で約24時間のみ。卵胞期初日から約14日目に起こります。エストロゲンとプロゲステロンはここでピークとなり、ホルモンの急増が黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促して卵子が放出されます。このタイミングで受精しなければ卵子は体内で吸収されますが、体は妊娠を目指して最大限に働きます。性欲や嗅覚の鋭敏化などが感じられるでしょう。研究では、女性は排卵期により魅力的になりやすく、自信も増すとされています。エネルギーレベルも最高に高まり、仕事や人間関係に最も活かせる時期です。

黄体期は、排卵後に卵子が放出され、受精がなければ約14日続きます。この期間にはプロゲステロンが上昇し、妊娠できるよう身体を整えます。体温が上がり、エネルギーが減少するのを感じることも。すべての女性に同じ症状が出るわけではありませんが、これは事実で測定できることです。PMS(月経前症候群)もこの時期のエネルギー減退に伴うことが多いです。今こそ、十分な栄養やリラックスを優先してください。


卵子が受精しなければエストロゲンもプロゲステロンも減少し、子宮内膜が剥がれて新しい周期が始まります。

生活の最適化:WomanLogのような生理アプリを使いエネルギーと気分のサイクルを把握し生活バランスを整えましょう


現代の女性たちは、月経周期がもたらす影響により一層自覚的です。変化に気付き、それに対応することで、周期的な波をうまく乗りこなすことができます。基礎体温を毎朝測ったり、おりものを記録することで管理が可能です。また、生理アプリのWomanLogなどもサイクル管理の強い味方です。エネルギーや気分レベルに逆らうよりも、その違いを活用すれば、よりバランスの取れたライフスタイルを目指せます。


PMSやエネルギー変動はよくあることですが、常に活力が不足していたり日常生活に支障をきたすPMSがある場合は、根本的な問題やホルモンバランスの乱れが考えられます。ご自身の体の声に耳を傾け、異常を感じた場合は医師に相談しましょう。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンは体内の「化学信号」として働き、体にさまざまな指示を出します。ホルモンバランスが乱れると、これらの信号も乱れて様々な問題を引き起こすことがあります。

月経周期に関わるホルモンが乱れるとこんな影響があります:

エストロゲン優位は体内でエストロゲンが過剰となり、プロゲステロンが十分でない場合に起こります。本来、エストロゲンは周期の調整だけでなく骨や組織の健康にも重要ですが、過剰だと月経過多・月経痛・PMS症状の増加・性欲低下に加え、不安やうつ傾向も高めます。乳癌、子宮筋腫、PCOS、子宮内膜症などのリスクも関連しています。

プロゲステロン優位は、プロゲステロンが過多でエストロゲンが不足している状態です。これはエストロゲン優位ほど一般的ではありませんが、疲れやすさ・尿路感染・筋力低下・気分の浮き沈みを招くことがあります。主にホルモン療法中の女性に見られることが多いです。

ホルモンバランスの乱れの原因

多くの場合、ホルモンバランスの乱れはストレスやホルモン避妊薬など外的要因によりますが、影響を受けるホルモンや腺によって原因は異なります。代表的なものとして:

ストレスはさまざまな健康問題・ホルモンバランスの乱れの最大の要因です。ストレスを感じるとコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌され、心拍や血圧が上がります。初期反応の「闘争・逃走」モードを引き起こしますが、慢性的なストレス下ではコルチゾールが持続的に分泌され、常に緊張状態に。


慢性的なストレスでコルチゾールが高い状態が続くと、心身が常に覚醒したままとなります。その結果、 イライラ頭痛胸やけ不眠疲労など多様な症状が現れます。― 女性の性と生殖ヘルスにおけるストレスの影響より

一部のホルモン避妊薬はプロゲステロンの産生を抑え排卵を抑制することで、エストロゲン優位を招くことがあります。プロゲスチン(合成プロゲステロン)は避妊方法の主要成分となり、卵巣からの排卵を防ぎます。

デトックスは体の有害物質を排出するプロセスで主に肝臓によって行われます。肝臓は余分なエストロゲンを代謝・排出しますが、機能が低下するとエストロゲンが体内に余ることも。

さらに疾患によるホルモン異常もあります。

代表的なもの:

  • 甲状腺機能低下症(橋本病)
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 摂食障害
  • 性腺機能低下症
  • クッシング症候群
  • 腫瘍(良性・悪性)
  • 副腎不全
  • 糖尿病

その他、妊娠更年期遺伝、特定の薬剤服用などもホルモン産生に影響します。いずれもホルモンバランスを考える上で重要な要因です。

ホルモンとエネルギーレベルを整える

ホルモンバランスを整えるには、まず原因の特定が第一歩です。自己診断で安心せず、身体は複雑ですからネット検索で不安を煽る前に、医師に相談し専門的見解を仰いでください。単一の検査で異常を特定できない場合も多く、複数の検査が必要なことがあります。

治療は原因に応じて異なります。ホルモン避妊薬やさまざまなホルモン療法など選択肢は多彩ですが、副作用もしっかり把握したうえで納得して決断しましょう。

自然療法やサプリメントは医学的治療と併用したり、場合によってはこれだけで改善が期待できることも。特定の食品群がホルモンに作用しますが、人によって異なるため、質の高いサプリメントで栄養バランスを補うのもおすすめです。

すべての悩みを一気に解決はできないものの、バランスのよい食事・十分な水分・適度な運動・ストレス管理を意識すれば、健康リスクへの備えにもつながります。

サイクルを記録するメリット

サイクル記録には多くのメリットがあります。避妊管理だけでなく、エネルギーの波を予測したり月ごとの予定を立てやすくなります。また通常と違う変化にも敏感になり、「いつもと違う」と感じたとき早めに対応しやすくなります。

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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK279054/#:~:text=Estrogen%20levels%20rise%20and%20fall,end%20of%20the%20menstrual%20cycle
https://www.msdmanuals.com/home/women-s-health-issues/biology-of-the-female-reproductive-system/menstrual-cycle
https://www.womansday.com/health-fitness/womens-health/a1605/a-month-in-the-life-of-your-hormones-107587/
https://www.healthline.com/health/womens-health/stages-of-menstrual-cycle
https://www.myhormonology.com/what-your-energy-level-is-like-from-week-to-week-in-your-cycle/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK546686/
https://www.medicalnewstoday.com/articles/321486
https://www.healthline.com/health/high-estrogen
https://www.thehollandclinic.com/blog/estrogen-dominance
https://www.restartmed.com/high-progesterone-symptoms/
https://www.healthline.com/health/hormonal-imbalance#natural-remedies
https://drhoffman.com/article/estrogen-dominance-syndrome-2/
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生理周期の中頃、数日間だけ気分が変わったことに気づいたことはありませんか?それは排卵期の症状のサインかもしれません。生理周期の中で排卵期は最も短いですが、それと同時に非常に重要な時期でもあります。
排卵後にホルモンレベルが下がり始めると、多くの女性が乳房の張りや腹部の膨満感、気分の変動など、身体的・精神的な変化を経験します。これらの症状は月経前症候群(PMS)とよく関連づけられますが、月経前不快気分障害(PMDD)を患う女性は、特に感情的な症状が明らかに重く現れます。
月経とは、子宮内膜が周期的に排出されることを意味し、必然的に出血があります。生理用品のパッケージにも記載されているように、経血量は少量、多量、「普通」などさまざまで、“普通”の基準も人によって異なります。